
肺がんは、現在においても死亡率の高い病気です。
しかし近年の医療技術の向上で、肺がんは克服できるレベルにあります。
肺がんは、定期的な検診を行い早期に発見することで、速やかな治療を行えば完治できるようになりました。
治療に使う抗がん剤も、副作用の少ないものが開発され、治療法も技術革新がさらに進み、生存率を上げています。
現在の肺がん治療について、様々な方向からご紹介します。
<肺がん初期症状と治療>
肺がんの自覚症状
肺がんで現れる症状は、初期の症状は自覚症状はほとんどありません。自覚症状が現れるときは、肺がんはかなり進行している状態にあります。
肺がんは、がんの腫瘍ができる場所によって、肺門型と肺野型に分けられます。
肺門型は気管支付近の肺がんで、一般的な症状がみられ、咳や痰が出るなどの症状が現れます。
肺野型の肺がんは、肺の奥の方にがんの腫瘍が発症します。この為に自覚症状がほとんどなく、異変を感じた頃にはかなり進行しているケースが多くみられます。
肺がんは自覚症状がわかりにくいがんです。症状が現れる前の検査で発見することが早期治療になります。
肺がんの種類
最も多い肺がんが「腺がん」で、およそ半数がこれにあたります。
「腺がん」はタバコを吸わない女性の方が多く、肺の奥の末端に発症します。
「扁平上皮がん」は肺がんの患者のおよそ30%がこれにあたり、タバコによる影響を受けて発症し気管支付近にできる肺門型の肺がんです。
がん細胞が小さな肺がんは、「小細胞がん」と言い肺がん患者の15〜20%の割合で発症し、気管支付近の肺門型の肺がんです。
「小細胞がん」の特徴は、がんの進行スピードが速く、他への転移を起こしやすいことです。
肺がんの発症患者の中で最も少ない肺がんが「大細胞がん」です。
「大細胞がん」は進行が早く転移のしやすいがんで、更に再発しやすい肺がんでどちらかと言えば厄介な危険な肺がんです。
肺がんの初期症状は風邪に似ている
肺がんに現れる初期症状は、血痰(けったん)やひどい咳の出る症状があります。
頻繁に咳が出始めカゼに似た症状が現れ、これと同時に発熱を起こす場合があります。
このためカゼと勘違いして市販のかぜ薬を飲まれる方が多いようです。
その後、症状が進むと痰に血の混じった血痰が出て、この血痰にはがん細胞が混ざって出る場合があります。
また、声がれの症状が現れ、食欲不振や身体がだるくなり、時間が経つにつれ痩せてきます。
市販のかぜ薬を飲んでも、全く改善しないと気付いたときは、速やかに医師の診察を受けることです。
肺がんの切除手術
肺がん治療において外科手術は、がん細胞を切除することで根治が可能な治療法です。
肺がんの切除手術は、胸を大きく切開して肋骨を切り外し、肺に出来たがんを切除する方法が取られます。
この方法では、大きく胸を切り肋骨まで切り外しますので、大がかりな手術になり患者の負担も大きくなります。
しかし近年は、「胸腔鏡手術」といい、胸に2〜3cmの穴を開け、これより胸腔鏡や機器を入れて操作し手術を行います。
この手術では傷口が小さく患者の負担も少なく回復が早いというメリットがあります。
肺がんの切除手術は、「肺葉切除」と「一側肺全切除術」が行われることが一般的です。
